ALをお願いしたDOG HOTELから車で15分🚙💨
道の駅、なるさわが集合場所です。
今回参加するのは、「✨富士風穴の洞窟探検✨」
つなぎと、懐中電灯付きのヘルメットと手袋を貸してもらえます。

道の駅、なるさわから車で10分ほど行ったところに車を停め、
青木ヶ原の樹海を歩いて洞窟へ向かいます💨

ここの、立ち入り禁止のゲートから先は、
天然記念物になっているので、許可を取っている団体しか入れません。



樹海自体が天然記念物なので、
歩道を逸れて木々やコケを傷つけたりしてはいけなく、
もちろん、石や葉っぱ等を持ち帰る事もNGです❌
歩いている間、ガイドさんが森のいろんな知識を教えてくれます。

① 青木ヶ原の樹海がどうしてできたのか。
→富士山が噴火した約1200年前、溶岩が流れ出て辺り一帯は
植物も生物も何もない状態だったけど、何百年も経て、
まず、コケ類が生息しだし、コケが寿命を迎えると土壌になり…
そこから徐々に草が生え、更に長い年月を経て、
木々が生えて、樹海なったんだそうです。
② 樹海は、他の森に比べて動物や昆虫が極端に少ないのは何故か。
→富士山に川がなく、水が少ないので虫が生息しにくいから動物も少ない。
(確かにツアー中、全然虫や鳥動物を見ませんでした。
全くいないわけではないそうですが)
③ 水が少ないのに何故、樹海の木々が生きていけるのか?
→コケがものすごい量の水分を蓄えいるんだそうです。
溶岩の土壌水はけがよく、水分を蓄えにくいのですが、
コケ達のおかげで木々は必要な水分を得られるんだそうです。
④ 土壌が少ないのに、木々はどうやって生えているのか?
→溶岩は硬いので、地底深くまで根を張ることは出来ないので、
地表を這うように根が張っています。
そこに生えたコケから水分を得ているんだそうです。
途中、溶岩が流れた跡もあったりしました。

さらに歩くこと15分ほど。
洞窟の入り口に到着です。

樹海は涼しいとはいえ、気温30度ほど。
長袖長ズボンのつなぎを着ていると汗が流れますが、
洞窟の入り口へ向かって段差を降りていくと、
5段目くらいから急に気温が変わります。

下まで降りると、涼しいというか寒いっ❄️
5メートル程の差でこんなに気温が違うとはビックリでした。
洞窟内へはハシゴを降ります。
下まで降りると、もう真っ暗‼️

懐中電灯の明かりだけが頼りです。
洞窟内は年間を通してだいたい0度。
地面はほぼ氷なので、ツッルツルで転びそうになります。

天井が低い所もあり、ヘルメットが大いに役立ちました。
とっても寒いので、思わず「ハァ〜💨」と息を吐いてみました。
あれ? 全然息が白くならない…??
あれ? あれ?? と何回もやっていたら、
長男が「ココは空気が澄んでいてキレイだからチリとかが無く、
白くならないんだよ。」と。
えーうっそぉー!? そんな事無いでしょー??笑
と、全く信じ無い無知の母は、ガイドさんに理由を聞いてみたところ、
長男と全く同じ回答をいただきました。
……ごめん長男、アタシが間違っておりました🙇
洞窟内へ入って20分程、
行き止まりには氷筍(ひょうじゅん)という、
氷の柱がにょきにょきと地面から生えていました。

本来は光が全く無いところですが、ガイドさんがライトアップしてくれました✨
この氷筍、一番大きく高くなるのは6月頃なんだそうです。
冬になるにつれてどんどん小さくなるんだそうです。
氷筍の大きさは、雪解け水の量に関係しているんだとか。
だから、雪解け水が無くなる冬には氷筍はほとんど無くなり、
また春になるとにょきにょきと地面から生えてくるんだそうです。
なので、今ある氷筍は一回きりの形‼️

今年はペンギン🐧ちゃんに似た氷筍がありました✨
写真撮影後、引き返して洞窟入り口へ帰還。
上へ上がるとまた汗だくの気温でした。

30度くらいの気温差があるので、携帯やカメラ類が結露してしまうので、
しばらくはポケットや鞄の中から出さ無いように注意がありました。
帰り道も樹海を歩きながら、色んな話をガイドさんから聞きました。
途中、猿のコシカケを発見🔎✨

猿のコシカケは、生きている木には生え無いんだそうです。
なので、木の上の方が見え無い場合、
いくら下の方が立派でも、猿のコシカケが生えていたら朽木の証拠なので、
ロープ等は絶対にかけないんだそうです。
なんだかんだで集合してから解散まで約3時間。
洞窟探検は50分程のツアーで1人10000円💰✨
ちょっと高い気もするけど、
天然記念物だし、ガイドさんの小話がすごくお勉強になったので、
非常に有意義なツアーでした👍✨